頭部外傷患者の認知機能予後 : 認知リハビリテーションにおける新たな潮流
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概要
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これまで心的外傷論から脳外傷の研究・啓蒙を行ってきたが,われわれのプロセス指向認知リハビリテーション(POCR)はそれゆえ効率的で,現在,グループ・リハに拡張,成果を上げつつある.下記研究報告も踏まえ,本論では治療総論的な議論を試みた.・アンケート調査研究;【対象・方法】635人(回収率45.6%)の患者背景,社会参加(FIM/FAM)と手段的自立度および精神状態などの経過を分析した.【結果・考察】患者1年後の精神状態から明白な3因子を得,痴呆因子,PTSD因子,家族機能因子と解釈できた.PTSD因子に注目すると,高群は低群に比し回復の遅れが目立った.【考察】認知リハには心的外傷ケアが必要である.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2006-07-20
著者
-
橋本 圭司
東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
-
中村 俊規
東京医科歯科大学難治疾患研究所被害行勤学研究部門
-
橋本 圭司
東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門
-
野路井 未穂
東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門
-
橋本 圭司
東京医科歯科大学難治疾患研究所 被害行動学研究部門
-
中村 俊規
東京医科歯科大学難治疾患研究所 神経外傷心理研究部門
-
野路井 未穂
東京医科歯科大学難治疾患研究所 神経外傷心理研究部門
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