除草剤処理時期の指標としてのアゼガヤの生育特性

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概要

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アゼガヤの葉齢進展は5月播種に比べて6月播種および7月播種で速かったが,播種時期にかかわらず,日平均気温の積算値に伴ったほぼ同様な葉齢の増加が認められた.アゼガヤの葉齢と草丈との関係は播種時期によって異なり,同じ葉齢で比較した場合,6月播種および7月播種で得られた個体は5月播種で得られた個体よりも草丈が高い傾向を示した.また,同時期に生育した個体を同じ草丈で比較した場合,アゼガヤはヒメタイヌビェよりも葉齢が進んでいた.アゼガヤの葉身長および葉鞘長には播種時期による違いが認められ,同じ葉位の葉身長および葉鞘長ともに5月播種よりも7月播種で長かった.また,同じ葉位で比べると,アゼガヤの方がヒメタイヌビェよりも葉身長および葉鞘長ともに短かった.シハロホップブチル乳剤およびシハロホップブチル1kg粒剤ともに,5.0〜5.5葉期のアゼガヤに対して十分な枯殺効果を示し,ノビェに対すると同等以上の殺草効果を有するものと考えられた.
2006-05-15

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