Traumatic trigeminal-cavernous fistulaの1例
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概要
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稀な外傷後のtrigeminal-cavernous fistula(TCF)の1例を報告する.17歳男性で,交通事故後,昏睡状態で搬送された.後頭蓋窩急性硬膜外血腫の重症例であったが,血腫除去術後状態が安定し,耳鳴の訴えにて手術施行より20日後に施行したMRAで内頸動脈海綿静脈洞瘻が疑われた.血管撮影にてpersistent primitive trigeminal areteryから海綿静脈洞への瘻孔が確認された.瘻孔の原因は,頭蓋底骨折によると考えられた.経動脈的なコイル塞栓術にて完治した.本例を含めて外傷性8例,特発性7例のTCFの報告例を渉猟し,検討したので報告する.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2006-05-20
著者
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