筋の粘弾性に着目した足部痙性の定量評価法(<特集>生体医工学シンポジウム2005)
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概要
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The purpose of this study is to develop a new technique for the quantitative evaluation of spasticity in the ankle joint of hemiplegic patients. Each subject sat on a bed, and his/her foot was supported with a jig to measure the ankle joint angle. The subject was instructed to relax and not to resist the application of a step-like load, which was applied to dorsiflex the ankle joint. The ankle joint angle and electromyograms of the soleus muscle and tibialis anterior muscle were measured. First, the step-like response was approximated with a proposed mathematical model based on musculoskeletal and physiological characteristics using the least squares method in order to estimate net inertia, elastic coefficient and viscous coefficient of his/her foot. The proposed model involved an elastic component depending on both muscle activities and ankle joint angle. The responses were approximated well with the proposed model. Next, the torque generated by the elastic component was estimated. Then the normalized elastic torque was approximated with a dumped sinusoid using the least squares method. The time constant and frequency of the normalized elastic torque were calculated. The time constant and frequency of hemiplegic subjects varied depending on the step-like load, but those of healthy subjects didn't vary. This suggests that the proposed method provides a good quantitative index of spasticity, as shown in the relationship between the time constant and frequency of the normalized elastic torque.
- 社団法人日本生体医工学会の論文
- 2006-03-10
著者
-
内田 竜生
関東労災病院リハビリテーション科
-
村山 大輔
慶應義塾大学理工学研究科
-
内山 孝憲
慶應義塾大学理工学部
-
内田 竜生
関東労災病院リハビリテーション診療科
-
内山 孝憲
慶應義塾大学 理工学部
-
内山 孝憲
慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻
-
内山 孝憲
慶應義塾大学
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