日本経済と外国人労働者政策 : 留学生の受け入れも含めて(<特集>21世紀の人の移動と人間環境 (2))
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概要
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(1) 今日、グローバル化はあらゆる面で、ボーダレスな「人」の移動を容易にしている。したがって、異なる民族・文化・宗教・価値観の交錯する場や機会は、どこの国でも大都市だけではなく、地方都市にも波及している。(2) わが国の経済が長期停滞から回復の軌道に入ったときには、おそらく日本の人口は、逆に減少期を迎えるであろう。(3) 本稿の目的は、上記の (1) と (2) を前提にして、少子化と高齢化が一段と進む日本社会における経済と外国人労働者問題に対して、若干の考察を試みることにある。合わせて、少子化に伴う留学生受け入れにも言及する。なお本稿の構成は、下記の通りである。I. 外国人労働者問題序説 -グローバル化の時代に求められるもの- II. 経済の発展と労働人口 III. 少子・高齢化時代の外国人労働者政策に求められるもの IV. 結論 -外国人留学生の受け入れと大学の役割- 特に、本稿の「結論」として、日本の大学に、外国人留学生を受け入れる熱意が、本当にあるのだろうか、と自省を込めて問いたい。
- 大東文化大学の論文
- 2004-04-26
著者
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