日本再建の鍵を握る融資システムの転換 : リコースローンのシステム崩壊と「過渡期の経済再建」スキーム
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概要
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1990/91年のバブル崩壊以降、日本経済は「出口の見えない不況」からデフレスパイラルの初期段階に突入した。金融機関の不良債権と企業の過剰債務は、日本経済衰退の原因であると同時に結果でもある。資本主義経済である限り、不良債権b問題はどの国でも起こりえる問題である。しかし、不良債権問題が泥沼化し、デフレスバイラルにまで進んだのは、「先進国」では日本だけだ。一体なぜか。本稿は、その答えを「リコースローン」と呼ばれる日本的融資慣行の崩壊に求め、ノンリコースローンへの移行に経済再建の鍵を見いだしている。
- 大東文化大学の論文
- 2002-04-25
著者
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