閉脚立位と片脚立位におけるプローブ反応時間 : 姿勢保持の中枢覚醒レベルへの影響
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概要
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健常成人9名(男性6名・女性3名,22歳〜31歳)を対象とし、閉脚立位および片脚立位におけるプローブ反応時間を測定し、立位姿勢の静止バランス保持に要求される注意について検討した。2つの姿勢条件による反応時間(RT)は、全被験者の平均値では有意差は認められなかった。各被験者で片脚立位RTから閉脚立位RTを引いたRT差(△IRT)と閉脚立位RTとの間に有意な相関(p<0.01)が認められた。閉脚立位時の覚醒レベルがRTに関係すると仮定すれば、立位姿勢でのRT差は、姿勢保持に関わる注意ばかりでなく、覚醒レベルの変化も反映されると考えられる。
- 2005-03-31
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