自然妊娠妊婦の不安と自己受容性及び対児感情などの縦断的研究-妊娠初期〜産後 6 ヶ月-
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概要
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体験がないまま母親になる女性が多く問題がある。このような女性が妊娠し,出産や育児をしていく過程で心身の変化や初めての役割に戸惑い,不安が高まり自己受容性や対児感情が低下し母性性の成熟が遅れることが考えられる。そこで,その変化や関係を明らかにすることを目的に調査をした。自然に妊娠した妊婦 45 名を対象に,妊娠初期・中期・末期と産後 1 週・3 ヶ月・6 ヶ月の進行 (6 時点) にともなう不安や自己受容性及び対児感情更に妊娠に対する受け止めの変化と関係を調査した。結果:不安は妊娠初期が最も高く妊娠中期以降は初期より有意に低下した。自己受容性の,自己信頼と対児感情は妊娠初期より産後の 3 時期ともに有意に上昇した。妊娠や育児期にある現状に対する受け止めは,調査対象者は妊娠初期より産後 6 ヶ月に有意に上昇したが家族は妊娠初期より産後 6 ヶ月に有意に低下した。特性・状態不安は相関を示し不安と自己受容性は負の相関を示した。
著者
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西脇 美春
山梨大学大学院医学・工学総合研究部
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神林 玲子
山梨医科大学医学部看護学科
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西脇 美春
山梨医科大学医学部看護学科
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西脇 美春
山梨医科大学
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西脇 美春
山梨大学
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箆伊 久美子
福島県立医科大学看護学部
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