千葉大学園芸学部附属柏農場水田における昆虫相調査
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概要
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千葉大学園芸学部附属柏農場の水田における昆虫類の発生状況調査はこれまで行われていなかった.そこで,現在の発生状況を明らかにするとともに,今後の害虫発生に対する基礎的データをとることとし,1997,1998年と2年間予察灯およびすくい取りによる調査を行った.本水田は周囲に他の水田が存在しないという特異な環境である.また,イネの生育に則した被害状況および害虫密度などを調査していないが,2年間調査を行った結果,イネミズゾウムシ,ウンカ類,ツマグロヨコバイなどのイネの主要害虫を含め,多くの害虫類の発生が認められ,条件によっては大発生に至る可能性もあることが考えられた.
- 千葉大学の論文
- 2000-03-31
著者
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