アロザイムの遺伝子頻度による日本産キンウワバ亜科の地域および年次集団間の遺伝的変異
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概要
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成虫交尾器により属および種間の類縁関係が暖昧になっているキンウワバ亜科(鱗翅目:ヤガ科)について,酵素のアロザイムを用いて種内の地方変異および年次変異を調べた.12種について解析を行ったが,3酵素4遺伝子座と扱う酵素が少なく,調査集団も多くなかったが,全体の傾向としてキンウワバ亜科では年次集団の変異の方が地方集団よりも大きいことが明らかとなった.これは長距離移動を行うなど本亜科の移動能力が大きいためと推定された.
- 千葉大学の論文
- 1994-03-25
著者
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