ジャカルタにおける高密度市街地の温熱景による研究及び空中写真を用いた等温域のマッピング手法
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概要
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この研究では熱帯地域の都市における高密度市街地の温熱景(サーモスケープ)のパターン把握の結果及び空中写真を用いた等温域のマッピングの結果についてとりまとめた。対象地はインドネシア国ジャカルタ市である。温熱景は赤外線放射温度計を用いて把握した。典型的な6地区を選定し地区内の景観要素毎の温度特性を把握した。その結果をより広域な2地区の空中写真にあてはめ、コンピューターシステムによって等温域マッピングを行った。温熱景の画像の解析から緑被オープンスペースのあるエリアでは摂氏35℃以下のRIAがよりクリティカルな意味を持ちほぼ緑被率に対応していることが解った。緑被オープンスペースの量が多いほど上記RIAの比率が高いという特徴が明らかになった。このことを通じて高密度市街地における地区スケールでの快適で良好な住環境形成における緑被のデザインを実現するための基礎的知見が得られた。
- 千葉大学の論文
- 1996-03-29
著者
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