特定難病給付金の支払請求事例の検討
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概要
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平成10年4月より第一生命が販売を開始した特定難病特約について、平成11年9月までの18か月間に特定難病給付金の支払請求のあった38例を対象に検討した。支払決定は35例,支払対象外は2例,契約解除は1例であった。初診日が責任開始日より1か月以内の早期受診例が12例と最も多く,逆選択混入の可能性が示唆された。支払対象外と契約解除となった事例の選択手段は告知書扱または健康管理証明書扱であり,診査や面接に比べ正確な告知を得にくいために逆選択混入を招いたのではないかと思われた。査定に有用な告知を得るためには,選択手段に注意を払うと共に,告知書の質問内容を再検討する必要があると考えられた。
- 日本保険医学会の論文
- 2000-12-27
著者
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