精神科入院患者の死亡に関する調査
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概要
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東京近郊の私立の一単科精神病院において,1970年から1995年までの26年間の院内死亡411例を調査し,その死亡年齢,死因について検討した。この411例の平均死亡年齢は61.9歳で,全国の平均死亡年齢72.5歳を下まわるものであった。原疾患別の平均死亡年齢は,精神分裂病で60.5歳(197例),痴呆76.6歳(43例),躁うつ病66.5歳(21例),てんかん49.4歳(16例)で,疾病別に差異がみられた。死因順位は,第1位「肺炎及び気管支炎」,第2位「心疾患」,第3位「悪性新生物」,第4位「脳血管疾患」,第5位「自殺」などで,一般人口の主要死因とは大きく異なるものであることが示唆された。
- 北里大学の論文
- 1996-12-31
著者
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