小児急性白血病における中枢神経系白血病合併時のβ_2-microglobulin測定の臨床的意義
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概要
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小児急性淋巴白血病24例について血清及び髄液β_2-microglobulin濃度を測定した。骨髄再発例は寛解例と比較すると有意に(p<0.001)血清β_2-microglobulin値が高値を示した。中枢神経系白血病合併例は非合併例と比較すると有意に(p<0.01)に髄液β_2-micro.値が高値を示した。特にβ_2-micro.髄液/血清濃度比は,髄液の細胞数,細胞学的検索結果とよく一致した変動を示し,中枢神経系白血病の補助診断の一つとして有用と考えられた。
- 北里大学の論文
- 1985-06-30
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