中国古代における神秘思想について
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概要
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中国古代における神秘思想には、多様で複雑な内容が存在する。小論では、中国古代における神秘思想の諸相とその変遷を研究する。構成は、以下のようにする。第一節では、西周時代から春秋時代における神秘思想の淵源とその実態を明らかにする。第二節では、神秘思想と宗教思想に関して、孔子と墨子との学説を比較検討する。第三節では、陰陽五行説の内容を検討し、〓衍の思想家としての立場やその学説の特色を探求する。また、荀子の反神秘主義思想の内容も研究し、彼の儒家批判学説の目的を再検討する。結びでは、中国古代における神秘思想の変遷を要約し、なぜ戦国時代以後に、神秘思想が却って隆盛になったのかについて、その要因を論説する。
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