カフカと解釈学的現象学(上)
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概要
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今世紀初頭の哲学における現象学と、文学における表現主義は、<主-客>の図式の克服を目指すという点で軌を-にしている。特にカフカは、伝統的なアリストテレス論理学を「括弧」に入れる形で独自の表現様式を創り出しており、その言語観、真理観はフッサールの「判断中止」や「現象学的還元」の手法と通底すると考えられる。また意識の志向性の分析によって明らかにされた「知覚」の力動的構造には、時間性の契機が見られ、ガダマーらの解釈学の基本原理を準備するものとなっている。
- 北海道情報大学の論文
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