全域通過可変非整数遅延フィルタの新しい設計法(ソフトコンピューティング及び一般)
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概要
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Dr. Tsengによって提案された全域通過(allpass)可変非整数遅延フィルタの重み付き最小自乗設計法は以下の問題点がある。(1)繰り返し最適化を行うため、フィルタの係数の初期値をうまく与えないと、最適化が収束しない;(2)収束の判定基準(閾値)を小さく設定すると、最適化が収束しない。本研究では、新しい全域通過可変非整数遅延ディジタルフィルタの重み付き最小自乗設計法を提案する。Dr. Tsengの方法と比べ、本設計法は以下の利点がある。(a)設計アルゴリズムは閉じた形であるため、設計に要する計算量は小さい;(b)繰り返し最適化を必要とせずに、最適解(local minimum)に収束する;(c)設計精度もDr. Tsengの方法より高い。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-03-15
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