剣道における競技水準からみた心拍数の分析
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概要
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これまでの研究から、剣道の試合前や試合中において、強いタイプの選手は、試合前、試合中ともに最大心拍数値が高く対戦相手が変わっても常に同じ状態で試合に臨んでいたことが確認できた。このことを踏まえ、競技水準を高めるための手段やトレーニングをする場合の資料とするために、教士 (7段) と4段、3段、2段、初心者と対戦してもらい、その時の心拍数を測定した。今回は掛かり稽古を中心に測定した結果、教士 (7段) の方は、対戦中は一定のレベルの心拍数を保って稽古が行われていた。しかし、他の選手達は対戦中一定の心拍数を保てず途中から下降する傾向が見られた。このことから、対戦中は教士のように一定のレベルの心拍数を保って行えるような持久性の能力をまず身に付けることが必要であることが示唆された。
- 日本大学の論文
- 2003-03-15
著者
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