中国東北部の経済事情(2004年) : 青島ビール、ハイアール、第一汽車、大連経済技術開発区を中心に
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概要
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2004年中国青島と東北三省の経済視察レポートである。青島ビールは株式会社化以降M&Aで急成長。ハイアールは各国から技術だけでなく, デザインさらにSBUなど近代的管理手法を導入し, 世界の500大企業入りをめざしている。藩陽の東北大学はサイエンスパークをつくり, その中にある東軟集団はアルパインとの合弁で急成長した。長春の第一汽車はフォルクスワーゲン, トヨタの技術を導入し競争力を向上させている。大連の経済技術開発区には日本企業が進出して工業団地は入居企業ですでに一杯。大連には優秀な人材がおり, 日本各地の港へ輸出できる。日本企業が中国へ進出するとき, 低い人件費をもとに世界を相手にするなら華南へ, 中国国内市場を対象にするなら上海へ, 日本を向けての商売をするのなら大連に進出するのがよい。東北地方は国有大企業の不振で暗いというイメージを持っていたが, 着実な経済発展をしている。
- 2005-01-20
著者
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