Love後に両側の椎間孔部に再発し神経症状を呈した腰椎椎間板ヘルニアの1例.
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概要
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Love法施行後における腰椎椎間板ヘルニアの再発率は4-12%と報告されている。しかしながら,両側椎間孔内への椎間板ヘルニアの再発に関する報告はない。今回我々はL5-S椎間板ヘルニアに対してLove法施行後,経過中に両下肢痛の再発を来たした症例を経験したので報告する。症例は42歳男性で,MRIおよびCTにて両側椎間孔への椎間板の膨隆と骨棘の形成を認めた。髄核摘出後の椎間高の狭小化と椎間孔狭窄,および腰椎の不安定性がヘルニアの再発に関与していると考えられた。本症例においては自家骨による前方固定術を施行し,良好な成績を得た。再手術例後,椎間不安定性のため腰痛が強い場合や椎間孔狭窄が症状の原因となっている神経根性下肢痛の呈する場合は前方固定術のよい適応である。
- 千葉大学の論文
- 2005-10-01
著者
-
高橋 和久
千葉大学大学院医学研究院整形外科学
-
高橋 和久
千葉大学 大学院医学研究院整形外科学
-
高橋 和久
千葉大学大学院医学研究院 整形外科学
-
守屋 秀繁
千葉大学大学院医学研究院整形外科学
-
守屋 秀繁
千葉大学大学院 医学研究院整形外科学
-
大鳥 精司
千葉大学大学院医学研究院整形外科学
-
男澤 朝行
帝京大学ちば総合医療センター整形外科
-
渡辺 朋子
帝京大学ちば総合医療センター整形外科
-
青木 保親
千葉大学 医学部整形外科
-
大鳥 精司
北里大学 整形外科
-
男澤 朝行
千葉大学大学院医学研究院整形外科学
-
青木 保親
千葉大学大学院医学研究院整形外科学
-
渡辺 朋子
千葉大学 大学院医学研究院整形外科学
-
高橋 和久
日本医科大学 整形外科
-
守屋 秀繁
鹿島労災病院
-
渡辺 朋子
千葉大学大学院医学研究院
-
大鳥 精司
千葉大学大学院医学研究院 整形外科学
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