トマトサビダニAculops lycopersici (Massee)に対するLycopersicon属植物の感受性の種内変異および種間差異
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概要
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トマトサビダニの寄生数および被害発生をLycopersicon属植物6種37系統について調査した.寄生数,被害発生ともに顕著な系統間差が見られた.栽培品種間の小葉あたりの寄生数に有意な差が見られなかったが,被害度指数では'イ***ーピコ'および'Hawaii7996'が'ジュピリ'より有意に低かった.種間では,近縁野生種の寄生数はL. esculentumより有意に少なく,被害度も低い傾向を示した.特にL. pennelliiの'82000F'およびL. hirsutumの'PI127827'における小葉あたりの寄生数は2頭以下である.これらの系統は抵抗性品種の育種素材として利用できる可能性が高い.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2006-02-25
著者
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