トマトにおけるトマトサビダニ Aculops lycopersici の個体群増殖とトマトへの被害

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概要

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トマトサビダニの個体群増殖とトマトに及ぽす被害を施設トマトで調ペた.放飼6週間にわたり個体数は指数的に増加し, 内的自然増加率は日当たり0.175と推定された.放飼7週間後に一部の株で捕食性ダニHomeopronematus anconaiが見いだされ, 捕食性ダニの見られた株では個体数は急激に減少した.これに対し, 捕食性ダニの見られなかった株では寄生による株の劣化により, 個体数は徐々に減少した.全個体数の70%以上は葉に寄生していた.トマトサビダニは始めは放飼葉で増殖し, その後株の上部へ移動した.寄生により多くの葉が褐変・枯死するとともに, 葉数・草丈・茎径が有意に減少した.
日本ダニ学会の論文
2002-05-25

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