タガメの (The Water-bug's) ミトンズ (Mittens)-(二) : エズラ・パウンドから学び得るもの
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概要
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この小論はパウンド詩にたいして若いころより恩恵を受けつづけてきたアメリカ現代詩人ジェイムズ・ディッキーのパウンド詩にたいする評価をつたえるために意図された。ディッキーの評価は、パウンド詩にたいしてわれわれの心中にわだかまりくすぶっているものを解明してくれるものである。E・フェノロサ遺稿を介してわが国と密接な関係にあるパウンドの詩は、その特異な媒体のために、これから解明されてゆかねばならない。アメリカ現代詩人として有数の地歩を確立しているディッキーの、真剣、卒直、いつわりのないパウンド評は、われわれがパウンドの詩を真に理解するのにきわめて有益であると筆者は考える。
- 1984-03-15
著者
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