世阿弥の能芸論における舞について (1) : 「風姿花伝」の場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Motokiyo Zeami is famous for his contribution, with his father Kanami, to bringing Noh to completion in the Muromachi Period (1338-1573). He was a performer, scriptwriter, composer, director and the leader of his own Noh group (Kanzeza). He wrote many scripts for Noh plays and even left many manuscripts on the theory of Noh performance to pass on the secrects of the art to his descendents. The purpose of this study is to investigate Zeami's thoery of dance as an art in Noh in his manuscript 'Fushikaden' (written in 1400 and added to later). The description concerning dance in 'Fushikaden' is analysed. The results of this study may be summarized as follows : 1) Zeami's theory of dance was based on the idea that the beauty of body (figure) is innate but bound to be lost. He thought that although the 'kurai'(lofty tone ) of performance is also inborne, it sometimes emerges after elaborating the performance through training. 2) His realism required that the nature of the subject be represented ; moreover, this must be done with the consciousness of beauty. Also, a realistic performance should include the recognition of the performer as to what Noh is. The technical knowledge of performance, which was acquired through training, should be governed by the recognition of the nature of Noh. 3) He stressed that dance as an art in Noh depends on the words to the music ; that is, literature. Therefore, the words should be beautiful ones. He wrote that a performance in which movements harmonize with music is achieved when a performer finally masters the art of Noh. 4) He pointed out that goodness could be found in the natural and unconscious performances of children. Therefore, they should not be indoctrinated in those days. 5) He wrote that whether dance performance is adaptive or not depends on the kind of the role. 6) He insisted that a performer whose skill is limited but attractive has a greater opportunity to gain a reputation than one whose skill is deep but unattractive. 7) He thought that the adverse process in which a scriptwriter should calculates movements and then selects words is also required, though the movements, in fact, flow from the words. 8) He emphasized that since the dance performance skills taught are only fixed forms, the actual performance should be creative.
- 2000-03-31
著者
関連論文
- 022203 地域スポーツ集団の社会的機能に関する研究 : 大阪市「とうちゃんソフトボール」の事例研究(2.体育社会学,一般研究A)
- 021106 子ども会活動における野外活動の位置とその運営に関する調査研究 : 豊田市子ども会の事例を中心に(2.体育社会学,一般研究A)
- 伊沢修二の「嬉戯」に関する一考察 : 2.体育史に関する研究
- 伊沢修二の「嬉戯」に関する一考察
- 大学生による創作舞踊発表会における作品傾向と鑑賞について : 2003年度中京大学体育学部創作舞踊発表会を中心として
- 016K10105 占領下日本におけるCIEのスポーツ用品供給措置(1946-1949) : CIE体育担当官の活動を中心に(01.体育史,一般研究発表)
- 体育学部40周年記念講演・シンポジウム
- 022106 卒業後のスポーツ実施に及ぼす学校体育の影響に関する研究 : 数量化理論第II類による分析(2.体育社会学,一般研究)
- 229 地域社会のスポーツクラブに関する研究 : クラブ成員の性別特性について
- 228 地域社会のスポーツクラブに関する研究 : クラブ成員の都市段階別特性について
- 227 地域社会のスポーツクラブに関する研究 : 性別構成から見たスポーツクラブ特性について
- 226 地域社会のスポーツクラブに関する研究 : 都市段階別に見たスポーツクラブ特性について
- 01史-3P-K21 戦後日本のIOC総会出席に関するマッカーサーの見解 : IOC副会長Avery Brundageとの書簡から(01.体育史,一般研究発表抄録)
- 01-27-K103-1 戦後日本のオリンピック復帰に関するマッカーサーの見解 : John Jewett Garlandとの書簡から(01.体育史,一般研究発表抄録,ひろしま発 ひとを育む体育・スポーツ)
- 身体運動の美的研究 : (1) 美的要素および美的評価の問題を中心として
- 身体運動の美的要素について : 9.体育方法(指導)に関する研究
- わが国戦後復興期におけるスポーツ用品業界団体の設立経緯
- わが国の戦後復興期におけるスポーツ用品業界とスポーツ競技団体との関係--スポーツ用具の公認制度をめぐる問題について
- 1948年オリンピック・ロンドン大会への日本不参加問題に関する日本国内における新聞、雑誌の報道
- 01-10-154-1 1948年第14回オリンピックロンドン大会の日本不参加問題に関する当時の新聞・雑誌の検討(体育史I,01.体育史,一般研究発表抄録)
- 01史-3P-K26 小学校運動会の歴史的変遷 : 愛知県八名郡大野尋常高等小学校の事例から(01.体育史,一般研究発表抄録)
- 023C04 事故発生状況にみる子ども会のスポーツ活動の現状と課題
- 明治期における彦根尋常高等小学校の水泳指導について
- 国民体育大会開閉会式及び集団演技に関する新聞評価の変遷
- 国民体育大会における集団演技の変遷に関する研究
- 明治神宮体育大会の集団体操に関する一考察--集団体操演技評価の視点を中心に
- 日本の学校における運動会の発達に関する研究
- 01-26-K103-7 アジア・太平洋戦争期における運動会の変容 : 茨城県筑波郡菅間尋常高等小学校の事例から(01.体育史,一般研究発表抄録,ひろしま発 ひとを育む体育・スポーツ)
- 01-12-154-7 自由民権運動期の「旗奪ひ」について(体育史III,01.体育史,一般研究発表抄録)
- 01-7-C401-4 『官報』記事(明治17-22年)に見られる運動会(01.体育史,一般研究発表抄録)
- 01-20-S303-03 自由民権運動と「自由運動会」 : 「自由新聞」の運動会記事分析を通して(01 体育史,一般研究発表抄録)
- 01-24-国会室-04 壮士運動会の展開過程について : 懇親会から運動会へ(01 体育史,一般研究発表)
- 豊田分館体育学関係図書の想い出
- 015K10104 明治20年10月の壮士運動会について(01.体育史,一般研究発表)
- 東京大学創設期の体育
- 東京大学前史における体育
- 占領下日本におけるCIEのスポーツ用品供給措置(1946-1949)--CIE体育担当官の活動を中心に
- 017 C20206 いわゆる壮士運動会の機密探偵書について
- 体育史研究上の問題点 : 日本近代体育史(体育史専門分科会)
- メディアが造ったスポーツの歴史からメディアとしてのスポーツを読む--体育史・スポーツ人類学領域からの問題提起 (特集号 情報と身体)
- 世阿弥の能芸論における舞について (1) : 「風姿花伝」の場合
- 1019 著名人のスポーツ経験とそのスポーツ評価に関する一考察 : 「私の履歴書」(日本経済新聞社刊)の分析を通して(1.体育史,I.一般研究)
- 013 教 A03303 東京大学創成期の水泳について
- 018A00006 オリンピック大会への女性の参加をめぐる1928-1932年のIOCとIAAFの見解 : 1930年第9回オリンピック会議議事録とJ. Edstromの書簡を中心に
- 10A90901 ESFIの消滅にともなう女子陸上競技組織の改変 : 英国と日本の場合
- 017B00105 日本女子スポーツ連盟の組織と役割(体育史)
- アムステルダム・オリンピック大会への女子陸上競技採用決定直後のFSFIの主張とIOCの対応 :オリンピック研究所文書館史料の検討から
- 国際的競技会への日本の女性選手派遣とスポーツ界の世論 : 外務省記録およびスポーツ雑誌記事の分析から
- 女性の競技スポーツ参加推進運動の観点からみた日本女子オリンピック大会
- 明治期運動会に於ける唱歌遊戯・ダンスについての一考察
- 119 明治20年代の遊戯教育についての一考察
- 124 『戸外遊戯法』における行進法についての一考察
- 「戸外遊戯法」における「行進法」についての一考察 (宇佐見正夫教授追悼号)
- 0120204 第12回オリンピック東京大会の中止とIOCの対応
- 0120206 第12回オリンピック東京大会の中止過程における副島道正の役割
- 013B06 第12回オリンピック東京大会の開催中止をめぐる諸外国の反応についての分析
- 1010 ハーバード以前のD.A. Sargentの活動の一考察(1.体育史,I.一般研究)
- 109 ハーバード以後のD.A. Sargentの体育活動の一考察
- 10A90902 第10回オリンピック大会満州国選手派遣問題に対する日本と中国の対応 : 日本外務省外交史料と中国新聞「申報」分析を通して
- 第12回オリンピック東京大会の開催に対する中国の反応 :中華全国体育界救亡協会の設立を中心に
- 01史-27-口-17 日本体操大会の創始とその展開(01.体育史,一般研究発表抄録)
- The Roles and Activities of the National Association of Sporting-goods Distributors in Postwar Japan
- Circumstances about the Establishment of Spotting-goods Industrial Organizations in Postwar Japan
- A Study on the Recovery Process of the Sporting Goods Retailers in Postwar Japan : -Through an Analysis of the Related Items in' Nihon Undogu Shinpo'-
- The Process of Recovery of Sporting Goods Manufacturers in Postwar Japan
- 012 教 A03303 『體源抄』の舞踊理論について
- 017E31801 大正期における彦根高等女学校の水泳教授について
- 017B00109 第10回極東選手権競技大会満州国参加に対する中国の反応 : 「申報」記事の分析を通して(体育史)
- 学校運動会の歴史的研究 : 回顧と展望(体育史,キーノートレクチャー,専門領域企画)
- 01史-22-口-02 1948年オリンピック・ロンドン大会の日本の招待に関する見解 : 1948年オリンピック・ロンドン大会組織委員会の議事録の検討を通して(体育史,口頭発表,一般研究発表抄録)
- 01史-29-口-15 昭和初期におけるソコール運動の日本の体育に及ぼした影響 : 体育・スポーツ関係者のソコール運動についての関心を中心に(01 体育史,一般研究発表抄録)
- 01史-30-口-20 IOC公文書館の史料から見た1948年オリンピック・ロンドン大会の日本招待問題に関するエドストロームの見解(01 体育史,一般研究発表抄録)