仮定磁路法による複合吸引磁石の特性計算
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概要
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永久磁石と鉄の間には吸引力が働き、電力の損失もないが、この磁気吸引力だけでは安定浮上ができないので、巻線を設け吸引力の制御が必要である。支持案内兼用吸引磁石として永久磁石を併用した複合吸引磁石を使用すると、磁石の小形軽量化、励磁電力の低減が見込める。そこで、吸引形磁気浮上式鉄道への適用を目標に、想定した実車用の1/2程度の複合吸引磁石を試作した。磁気特性計算を行うための計算手法のなかで、仮定磁路法はExcelなどで条件を変えた多くの計算が容易にできるので、設計に便利である。この複合吸引磁石について仮定磁路法による特性計算を行い、有限要素法による計算値および測定値と比較検討した。仮定磁路法による計算と測定結果との誤差は6%程度であった。ここでは仮定磁路法による計算手法と有限要素法、測定との比較について述べる。
- 崇城大学の論文
著者
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山口 仁
崇城大学
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柿木 稔男
崇城大学
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野見山 琢磨
神鋼電機(株)
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地福 順人
崇城大学 情報学部 コンピュータシステムテクノロジー学科
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望月 琢郎
崇城大学 情報学部 コンピュータシステムテクノロジー学科
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望月 琢郎
崇城大学工学部応用電子情報工学科
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地福 順人
崇城大学工学部応用電子情報工学科
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山口 仁
崇城大学工学部応用電子情報工学科
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柿木 稔男
崇城大学工学部応用電子情報工学科
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野見山 琢磨
崇城大学大学院エネルギーエレクトロニクス専攻
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