定年帰農者による農村ツーリズム活動への取り組みの意義と可能性 : 多面的機能の観点から
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概要
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本稿では,定年帰農者による農村ツーリズム活動を対象として,経営資源利用の観点からその意義と可能性を考察した.その結果,農業生産のみを行う場合に比べて農村ツーリズム活動が資源利用上の効率性を高めていることを指摘できる.具体的には,1)小規模多品目生産の形態が体験サービス提供の可能性を広げている.2)体験サービスの提供が経営内未利用資源の利用を高めているとともに,保険休養機能,教育機能,国土保全機能などの多面的機能の発揮をもたらしている.その一部は内部化され所得化している.3)定年帰農の一つの就農メニューとして農村ツーリズム活動が有効であることを示している.
- 千葉大学の論文
- 2005-03-31
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