精神障害者の初期受療援助の重要性
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概要
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統合失調症等の精神病においては、本人も家族もなかなか病気を認めることが出来ないので、早期に医療にかかるということは困難であることが多い。病気で不調や苦しみを感じながらこれは普通ではないと思いつつ、まさか自分が精神病になる筈はないと悩みつづけ、家族も認めたくないという事例が多い。そのうち病気の急性期症状である幻覚、妄想によって生活が混乱し、誰が見ても精神病と分かるようになり職場や地域でのトラブルが多くなる。時には犯罪となりマスコミに大きく報道されるのでますます精神障害者への偏見が強くなる。犯罪を起こす精神障害者には、未治療者、治療中断者等が多いと言われている。従って精神障害者の初期受療援助による早期治療が重要となる。本稿では5事例を通して筆者が行った実際の援助内容を紹介し、地域における初期受療援助の重要性と今後の課題提起を行った。
- 2005-03-25
著者
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