ビデオレンタル業の廃棄物発生抑制対策について : エコケース開発の成功要因分析
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概要
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ビデオレンタル店は、ビデオソフトメーカーから納入されたケースを、クイックレンタルケース(レンタル用陳列ケース)に入れ替えて陳列し、納入時のケースは廃棄処分している。その不要ケースは業界全体で年間約1,200万ケースと推定されている。ビデオレンタル店の商業組合は、関係業界を構成員とする「エコケース普及委員会」を設置し、ビデオソフトメーカーから納入されるケースをそのまま陳列ケースとして利用できる「エコケース」を開発し、不要ケースの発生抑制と売場の作業効率の向上に成功した。現在、エコケースはビデオレンタル店で普及しつつある。エコケース開発の成功要因は、環境保全対策が廃棄物処理費用の削減と作業効率の改善という経済的動機とうまく合致したことによる。
- 人間環境大学の論文
- 2004-03-31
著者
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