伝統的建造物群を活用した観光空間の基盤とその特色 : 山口県萩市と島根県津和野町の場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、山口県萩市と島根県津和野町における伝統的建造物群を活用した観光空間について、比較考察をする。具体的には、両市町における景観構成主体 (伝統的建造物または群) の地域的特色を概観し、観光空間の基盤、情報発信、地域間交通を指標としながらすすめる。両市町は、景観構成主体の多様性があるものの、観光空間の基盤として城下町と著名な歴史的人物の関連文化財を重視した。情報発信は、本来の伝統的建造物の有する有益な情報を提供する体制が概ね確立している。他方、地域間交通の整備は十分といえない。観光パンフレットなどによる広域的な歴史空間のイメージは、自家用車や定期観光バスの地域間移動の促進につながっていると考えられる。
- 2004-12-20
著者
関連論文
- 伝統的建造物群を活用した観光空間の基盤とその特色 : 山口県萩市と島根県津和野町の場合
- 福岡県吉井町における伝統的建造物群の多様な活用
- アイヌ民族における生活福祉の動態と空間構造
- 道内居住学生にみる北海道の地域イメージ(第 2 報)
- 学校教育機関における地域資源の活用実態 : 北海道江差町を事例として(一般)
- 「北方圏」地理的範囲の一考察
- 学校教育におけるアイヌ文化学習の実践とその意義
- 北海道における地域開発・企業立地の展開と課題 : 石狩湾新港地域と苫小牧東部地域の比較を通じて
- 道内居住者にみるスキー場の選択条件