<論文>学校教育機関における地域資源の活用実態 : 北海道江差町を事例として(一般)
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概要
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本研究は,学校教育機関における地域資源の活用実態について,学校段階での各教科などの取り組みを明らかにし,系統的な学習活動としての考察を行う。また,就学期間を通じて得た知見より,どのような地理的環境を描くことができるかについても検討し,郷土理解の可能性を提示する。事例地域として北海道江差町を取り上げ,地域資源として伝統的建造物や関連文化財についての活用に注目した。学校段階では,有形・無形文化財の活用が見られたものの,上級学校へ進学するに従い,活用機会が減少する。就学期間を終えると,にしん漁関連の地理的環境については,知見を深めた。その他は,断片的な地理情報しか得られず,地理的環境を描くには難しい。そのため,学校間における教材活用の認識や教員交流がより必要と言える。
- 北翔大学の論文
- 2003-02-28
著者
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