中学校における各教科等と関連を図った「総合的な学習」についての意識調査 : 上越教育大学附属中学校教員へのアンケート調査から
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概要
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本研究の目的は,中学校総合学習の開発と実践に取り組んだ教師集団の総合学習に関する意識調査の結果から,中学校総合学習の充実のための示唆を得ることである。2003(平成15)年7月,1994(平成6)年3月〜2003(平成15)年3月に上越教育大学附属中学校から他校へ異動した23名の教員を対象に,質問紙・郵送法で調査を行った。調査の結果,上越教育大学附属中学校では,先見的な研究開発を迫られ,研究委員会の強いリーダーシップのもと,時代や社会の要請と附属中学校の研究経緯子どもの実態等を踏まえ,教師集団が協力し合いながら総合学習「グローバルセミナー」を開発したことが分かった。その他の調査結果から,総合を実践する上での課題として,教師の多忙化,教師の力量,中学校の教育制度(教科担任制),資料の不足などが,実践上の課題として浮き彫りになった。
- 2005-09-30
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