パークゴルフ中の心拍数・運動量に関する研究(第2報) : 女性高齢者プレーヤーを対象として
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概要
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(1)パークゴルフ中の心拍数変動の特性について パークゴルフも他のスポーツ種目と同様, 実施方やコース次第でその運動強度はかなり異なってくることは当然であるが, 本測定では3名ともウォーミング・アップ時 (6分間) で, ゲーム時 (58分間) の内平均87%で80〜112拍/分の有酸素運動ゾーンで心拍数が変動しており, その最高心拍数と最低心拍数の差は38〜59拍/分であった。また, 本測定中における3被験者の平均心拍数101.6拍/分という水準は, 星川らの先行研究 (1978)^<1)> によるゴルフ (ティーショットからホールインまでの平均) 98拍/分・卓球 (練習時) 97〜98拍/分とほぼ同様のレベルであった。その結果, パークゴルフはバレーボール^<7)>・^<1)>テニス (変動幅60〜80拍/分程度)・ボウリング^<18)> (変動幅40拍/分程度) 等の球技と比較して瞬間的に急激な動きをすることは殆どなく, 一定の運動強度で長時間持続可能な心拍数変動の幅が小さいスポーツ種目であることがわかった。そして, ウォーミング・アップ時・ゲーム時の約65分間の約87%において有酸素運動として理想的な運動強度が得られていた。(Fig.4・5参照) (2) パークゴノレフの歩数・消費カロリーについて パークゴルフ1ラウンド (18ホール) の平均歩数は2595歩で平均消費カロリーは58.6kcal.であった。これは平均歩数で男性より221歩多く, 平均消費カロリーはほぼ同じであった。(V. 項 (1) 参照) これは約15分間の歩行に相当する運動量であるといえる。^<12)>
- 2005-03-05
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