回転ビーム型機上ドプラレーダ
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概要
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従来の機上ドプラレーダとは異なり,ある伏角をもった1本のビームを垂直軸のまわりに回転する新しい型のドプラレーダについて述べたもので,その性能と設計上考慮すべき点について論じてある.特にこの新しいレーダに採用されている回転ビーム空中線,オフセットFMCW方式,周波数追跡装置,アナログ型データスタビライザについて詳しく説明してある.この方式で得られるドプラシフトが正弦波的であることは周波数追跡装置とデータ安定装置を簡易化し,またS/N比を改善する意味で特に有効である.したがってこの方式で小型軽量のドプラレーダが実現できる可能性がある.またこのレーダはヘリコプタやVTOL用の全方向性の速度センサとしても適している.
- 宇宙航空研究開発機構の論文