エンロンおよびドット・コム企業関連記事のフレーム分析
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概要
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2001年に破綻したエンロンは、巨大エネルギー会社であったにも拘わらず、それ以前に破綻したドット・コム企業と同一視されたり、またしばしば対比されていた。何故このようなディスコースが生じたかを、フレーム分析を用いて明らかにした。分析の結果、8つのフレームが析出され、それらは、普遍的・文化的フレーム、顕在的フレーム、潜在的フレームに分類された。ドット・コム企業を認識するときに用いられたこれらのフレームが、プライミング効果を発揮し、エンロンの破綻に際しても、それらのフレームが適用された。また、フレーム分析の理論的考察も行い、対比表現が認められれば、そこに二項対立フレームが存在することを指摘した。さらに、論理的整合性を基礎にしたフレームの析出方法についても提案を行った。
- 2004-03-31
著者
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