<原著>切除後1年以内に死亡した食道粘膜下層浸潤癌症例の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The aim of this study was to clarify the clinicopathological features of patients with esophageal cancer confined to the submucosa (EC-sm) who died within one year after esophagectomy. Between 1970 and 1999,107 patients with EC-sm underwent esophagectomy in The Department Surgery, Niigata University. Of these patients, 17 (16%) died within one year after esophagectomy (Group A) and 90 survived over one year after esophagectomy (Group B). Preoperative organ function, operative procedure, postoperative complication, pathological data, and cause of death were examined retrospectively. The cause of death (recurrent esophageal cancer vs. other diseases) was not different between the two groups. In patients who died of recurrent esophageal cancer, patients with undifferentiated carcinoma (43%) and patients who died of hematogenic metastasis (57%) were significantly more common in Group A than those in Group B (6% and 13%, respectively). In patients who died of unrelated diseases, patients having postoperative complication especially pulmonary complication (60%) and patients who died of pneumonia (50%) were significanctly more common in Group A than those in Group B. In conclusion, to decrease the frequency of early death especially within one year after esophagectomy for EC-sm, multimodality treatment including chemo-radiotherapy as well as surgery for patient with undifferentiated carcinoma and the detection of patients with inapparent systemic spread may be needed. Furthermore, careful operative manipulation as well as meticulous pre-and post operative managiment is also important.
- 新潟大学の論文
著者
-
神田 達夫
新潟大学医学部第一外科
-
桑原 史郎
新潟大学医学部第一外科
-
西巻 正
新潟大学医学部第一外科
-
中川 悟
新潟大学大学院消化器・一般外科
-
神田 達夫
新潟大学医学部消化器・一般外科
-
西巻 正
新潟大学医学部第1外科
関連論文
- III-37. Neoadjuvant therapyが奏効し, 組織学的にgrade3を得た進行食道癌の2例(III. 食道癌CR症例を巡る諸問題)
- I-B-24. 天疱瘡により食道完全閉塞をきたした1例(I. 見て良かった稀な食道疾患)
- 17.胃癌における腹部大動脈周囲リンパ節郭清の適応と意義(第27回胃外科・第10回胃術後障害合同研究会)
- A-VI-演-(4). 食道重複癌の臨床病理学的特徴と治療成績(第51回日本食道疾患研究会)
- C-III-演-(3). 切除例よりみたBarrett食道癌の臨床病理像(第51回日本食道疾患研究会)
- 示II-12 外傷性乳糜胸に対する経裂孔的胸管結紮術 : 胸部食道癌切除後症例を中心に(第52回日本消化器外科学会総会)
- 73 スキルス胃癌の長期予後 : 臨床と病理からみた治療上の問題点(第52回日本消化器外科学会総会)
- 同一腫瘍内、および転移リンパ節における食道扁平上皮癌のp53遺伝子変異について
- 食道腺癌の臨床病理学的特徴
- 経裂孔的中・下縦隔郭清-胸部食道癌, 下部食道噴門部癌における基本的郭清手技
- I-4 リンパ節転移の原発巣同定にp53変異の解析が有用であった食道内多発癌の1例
- R-9 下部食道噴門部癌に対する開腹・経裂孔的操作による中・下縦隔, 大動脈周囲en bloc郭清
- 25. 噴門側胃切除後に発生した残胃癌3例の検討 (主題II: 胃癌の外科治療 : 縮小手術と拡大手術の功罪 : とくに将来の展望を踏まえて)
- S4-6 胃癌に対する腹部大動脈周囲リンパ節郭清の適応と意義(第50回日本消化器外科学会総会)
- 248 胸部食道癌切除後の胸水細胞診陽性の臨床的意義(第49回日本消化器外科学会総会)
- 食道と他臓器の重複癌症例の検討
- 食道癌におけるVEGF-CおよびVEGF-DmRNA発現の検討
- PP219027 食道癌患者における遊離癌細胞の定量的検出
- S01-02 食道表在癌における微小リンパ節転移の臨床病理学的特長と意義
- OP-1-119 再発消化管間葉系腫瘍に対するメシル酸イマチニブ療法の経験
- 外科侵襲と生体反応-消化器癌手術の侵襲と生体反応
- PP-1354 乳癌細胞におけるFas, FasL, DcR3 mRNAの発現について
- 20 根治的化学放射線療法(CRT)後6年を経て発生した食道癌の2例(I.一般演題,第67回新潟癌治療研究会)
- I-F-5 下部食道癌に対するリンパ節郭清範囲(第50回日本食道疾患研究会)
- R-3 胸部上・中部食道癌根治術 : 3領域郭清を伴う再建先行術式における新しい切除・郭清手技(第49回日本消化器外科学会総会)
- 62 胃癌症例における腹腔内洗浄細胞診3ヵ所採取法の検討(胃-5(腹膜播種))
- 167 Stage IV胃癌5年生存例の検討
- 高度進行・再発食道癌に対する腫瘍拒絶抗原ペプチドでパルスした樹状細胞による癌ワクチン療法
- PP119035 高度進行・再発食道癌に対する腫瘍拒絶抗原ペプチドと樹状細胞をもちいた癌ワクチン療法
- II-5-2 食道粘膜下層浸潤癌切除後, 1年以内死亡例の検討(第54回日本食道疾患研究会)
- PP1029 下部食道癌に対する根治的非開胸食道切除術の有用性
- PP345 食道癌におけるFasリガンド発現と血中可溶型Fasリガンド
- PL18-1 食道sm浸潤癌に対する郭清範囲の検討
- VS4-4 胸部食道癌, 下部食道噴門部癌根治術における経裂孔的中・下縦隔en bloc郭清術
- PP-289 表層拡大型食道表在癌の組織発生と臨床病理学的特徴
- SP4-8 下部食道癌に対する非3領域郭清切除, 特に根治的非開胸切除術の有用性
- P-4. 胃管形成術後の胃内圧測定
- 129 食道の未分化癌症例の検討(第37回日本消化器外科学会総会)
- 2 高度慢性呼吸不全合併胃癌患者に胃切除術を施行した一例(第253回新潟外科集談会)
- 潰瘍性大腸炎に対するW型回腸嚢肛門吻合術
- 示-35 食道未分化癌症例の検討(第29回日本消化器外科学会総会)
- W2-15 胸部食道癌に対する術前・術後合併療法の検討 : 予後よりみた照射・化学療法併用の意義(第26回日本消化器外科学会総会)
- 317 残胃癌症例の検討(第25回日本消化器外科学会総会)
- 447 食道胃境界部に局在または浸潤する胃癌に対する拡大根治手術 : 開腹・胸骨縦切・右開胸による術式の意義(第24回日本消化器外科学会総会)
- 切除後1年以内に死亡した食道粘膜下層浸潤癌症例の検討
- 440 腸型脂肪酸結合蛋白血清値測定による急性虚血性腸疾患診断の可能性(第38回日本消化器外科学会総会)
- 49. 消化性潰瘍穿孔手術例の検討 : 多変量解析による予後不良因子の検討(第17回迷切研究会)
- 5 食道切除後再建結腸の虚血性狭窄に対して微小血管吻合を付加したRoux en Y空腸再建術が有効であった1例(I.一般演題,第3回新潟食道・胃癌研究会)
- 頚部リンパ節転移症例の予後向上を目的とした胸部食道癌に対する選択的3領域郭清の効果
- 胸部食道癌根治術後再発症例の臨床病理学的検討と再発治療について
- ヒトVitamin D受容体遺伝子多型と胃切除後骨障害
- 6 高度進行食道癌および切除後再発例に対する化学療法の成績(I. 一般演題)(第 61 回新潟癌治療研究会)
- 47. 良性疾患術後の残胃癌の検討(第25回胃外科研究会)
- II-16 下部食道癌におけるリンパ節転移の特徴と郭清範囲縮小の可能性(第48回日本消化器外科学会総会)
- 胸部下部食道癌に対する根治的非開胸食道切除の意義とその成績(第56回日本食道疾患研究会)
- 6 メシル酸イマチニブ(グリベック)が奏効した切除不能再発GISTの一例(第254回新潟外科集談会)
- III-9-6.高度進行食道癌に対する術前治療の検討
- PC-1-011 胸部食道癌根治術後再発症例の臨床病理学的検討と再発治療について
- PP-1-121 胸部食道癌に対する根治術式の選択とその成績
- OP-3-054 食道扁平上皮癌患者における末梢血中SCC抗原mRNA及びCEA mRNA測定の臨床的意義
- PP219055 食道癌患者における術前血清腫瘍マーカー測定の臨床的意義
- PP219023 胸部食道癌におけるVEGF,dThdPase発現とその臨床的意義
- PP217082 十二指腸inflammatory fibroid polypの一例
- PP119083 下咽頭・頚部食道癌の切除成績と予後規定因子
- 10 食道癌放射線化学療法後に発生した食道気管支瘻に対するダブルステントの1例(一般演題,第260回新潟外科集談会)
- 食道癌におけるExtranodal metastasisの特徴と臨床的意義
- 頸部食堂胃管吻合術における縫合不全と吻合部狭窄からみた器械吻合法の意義と問題点
- 食道癌のリンパ節転移程度別にみた転移パターンの特徴と重要郭清領域
- 食道癌術前補助療法症例におけるアポトーシス・インデックス測定の臨床的意義
- 203 急性虚血性腸疾患における腸型脂肪酸結合蛋白の血清陽性化(小腸-1(虚血))
- E1-21 mp胃癌の臨床病理学的特徴と予後因子(第47回日本消化器外科学会総会)
- PP1655 胃癌術後外来フォロー患者におけるQOL推移
- PP119041 高度進行食道癌に対する術前FAP/N (5FU+ADM+CDDP/Nedaplatin)療法の意義
- PP285 食道癌における微小リンパ節転移の分布様式と臨床的意義
- 大腸癌術後に孤立性脾転移を生じた2例
- 急性膵炎における非閉塞性腸管虚血の指標としてのIFABPの意義 (特集 重症急性膵炎の病態解明と治療の新展開)
- 胃手術後逆流性食道炎の発生状況とQOL : 新潟消火器障害研究会術後逆流性食堂炎ワーキンググループによる新潟県内多施設実態調査成績
- 食道癌の切除・郭清効果におよぼす腫瘍転位形態の特徴と新しい外科治療戦略
- 1) 直腸癌に対する最近の外科治療 : 超低位前方切除術の根治性と排尿状況 (〈シンポジウム〉下腹部腫瘍の診断と治療)
- 腸管虚血による小腸粘膜傷害の早期診断としての I-FABP (intestine fatty acid-binding protein) の意義
- タイトル無し
- A pathohistological study on the fibrosis of the recurrent gastric ulcer: in order to analyze the growth pattern of gastric cancer accompanying peptic ulcer.:In Order to Analyze the Growth Pattern of Gastric Cancer Accompanying Peptic Ulcer