大学院共通科目:ヒューマンサイエンス特論1における課題学習-『いのちの始まりと終わりに』柳沢桂子著(草思社)を使って-
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概要
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人間のDNA を全て読み解こうというヒト・ゲノムプロジェクトが2003年にその解読を完了したことを発表し、現代は生命の営みに人間が手を加えることが出来る時代となっている。そのような中で保健医療学部に学ぶ大学院生も、遺伝子工学や遺伝子医療に対する正しい理解が求められている。保健医療学研究科の共通科目であるヒューマンサイエンス特論Ⅰでは「生命科学」をキーワードに遺伝子や遺伝情報を中心に学習したが後、柳沢桂子著『いのちの始まりと終わりに』を課題図書としてグループ学習を行った。本報告はその学習内容の報告である。各グループは(1)出生前診断、(2)遺伝子多型とトレーナビリティ、(3)尊厳死と緩和ケア、(4)クローンって何?の表題で学習したが、学習は知識の吸収に留まらず、自分たちの問題と結びついた問題提起もなされた。The human genome project was completed in the spring of 2003 and determined the human DNA sequence. Now, genetic manipulation has become possible. Therefore, understanding about genetic information, genetic engineering or gene therapy is required for graduate students. In Advanced Human Science Research I, after students has studied genetic information and genetic engineering, they read the book titled ”Inochi no Hajimari to Owarini(Life:from the beginning to the end translated by author)and chose and studied the subjects(1)prenatal diagnosis,(2)genetic polymorphism and trainability,(3)death with dignity and euthanasia and(4)What is a clone?, within groups. This is a report about their work. They gained not only a theoretical knowledge of the subjects but also a deeper understanding of their relevance to the students themselves.
著者
-
山田 惠子
札幌医科大学
-
大山 陽平
札幌医科大学保健医療学部
-
長谷 陽子
札幌医科大学大学院保健医療学研究科
-
大村 優慈
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科理学療法学・作業療法学専攻
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佐藤 昌江
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科看護学専攻
-
田中 知美
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科看護学専攻
-
常田 美和
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科看護学専攻
-
西村 由香
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科理学療法学・作業療法学専攻
-
廣田 真由子
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科理学療法学・作業療法学専攻
-
大山 陽平
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科理学療法学・作業療法学専攻
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大村 優慈
札幌医科大学大学院保健医療学研究科
-
長谷 陽子
札幌医科大学大学院保健医療学部研究科理学療法学・作業療法学専攻
-
廣田 真由子
札幌医科大学大学院保健医療学研究科理学療法学作業療法学専攻作業療法学領域活動能力障害学分野
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