ジャーマンカモミールの開花に及ぼす日長,温度及び光強度の影響と花芽分化過程
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ジャーマンカモミールの開花に及ぼす日長,温度及び光強度の影響と花芽分化発達過程について検討した。日長は8,12,16,24時間,温度は20,25,30℃,光強度は自然光を100%として遮光により25,50,75%の条件下でそれらの効果を見るとともに,花芽発育過程を外観と走査型電子顕微鏡から観察した。その結果,長日で出蕾,開花ともに促進され,開花時の主茎葉数が減少した。また,30℃で出蕾までの日数が短くなった。遮光が強くなるほど出蕾は遅れる傾向が見られ,25%の光強度では生育が劣った。以上の結果からジャーマンカモミールは量的長日植物であり,30℃の高温条件が開花までの日数を早めることがわかった。花芽発達段階は10段階に分類でき,それらは未分化期,生長点膨大期,総苞形成前期,総苞形成後期,小花形成前期,小花形成後期,花弁形成前期,花弁形成中期,花弁形成後期,開花期であった。
- 2003-03-20
著者
関連論文
- スイートバジルの葉の着生位置による香気成分および精油成分の変化
- コリアンダーの花芽分化と発育に及ぼす日長の影響
- サラダ野菜ロケットの生育および品質に及ぼす温度の影響
- ナスタチウムの花芽発達過程と開花に及ぼす温度の影響
- 環境要因がスイートバジルおよびスペアミントの生育,開花,精油濃度並びに精油成分に及ぼす影響(栽培管理・作型)
- ジャーマンカモミールの開花に及ぼす日長,温度及び光強度の影響と花芽分化過程
- チャービルの開花と生育に及ぼす光量, 日長及び温度の影響
- カモミルの生育と開花に及ぼす日長と光の強さ、温度の影響
- スイートバジル収穫後の乾燥処理が葉中精油含量とその成分割合に及ぼす影響
- スイートバジルの貯蔵における抗酸化性と総フェノール量の変化
- ロケットの品質に及ぼす栽培温度の影響
- スイートバジルの花芽発達過程
- ガラスビーズの振動処理で生じるスイートバジル葉の香気成分
- ディルの花芽分化過程と開花に及ぼす遮光の影響
- スイートバジルの香りに及ぼす貯蔵の影響
- スイートバジル葉のヘッドスペース法による香りの計測
- レッドチコリー結球葉のアントシアニン生成と糖含量に及ぼす環境要因の影響
- スイートバジル(Ocimum basilicum L.)の生育・収量・精油濃度ならびに蒸発散量に及ぼす灌水の影響
- サンショウにおける油腺の組織学的観察
- そ菜の蒸発散量に関する研究-6-施設栽培トマトの蒸発散量について
- そ菜の蒸発散量に関する研究-5-ナスの蒸発散量と生育収量におよぼす潅水の影響
- そ菜の蒸発散量に関する研究-3,4-
- そ菜の蒸発散量に関する研究-2-かんすい量の相違がトマトの蒸発散量におよぼす影響
- 梨樹及び柿樹の葉分析に関する研究
- 一段密植栽培トマトの果実品質に及ぼす高濃度培養液処理開始時期の影響
- Changes in antioxidant activity and total phenol content during storage of sweet basil
- 貯蔵中における生鮮バジルの香気の変化