清酒製造業における雇用構造の変化と生産効率性-関東甲信越地域における酒造要員賃金実態調査を手がかりにして-
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概要
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清酒製造業は,わが国の伝統産業であると同時にいち早く近代化がなされた産業でもある。しかしながら,清酒製造業では外部労働市場に依存した製造システムである杜氏制度を温存したため,技能労働者の不足がその存立を脅かしている。本報告では,酒造要員不足のなかで,雇用構造を変化させ,労働の内部化(内部組織の形成)を進めている企業と,これに適応できない小規模企業との間に生産効率性の著しい格差がみられることを明らかにした。
- 2002-12-20
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