ラプラス-ガウスフィルタを用いた多値画像輪郭抽出法

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概要

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画像処理で画像認識や文字認識を行うには前処理として,処理対象となる領域とその他の領域を区別する処理が必要である.この前処理のうち,処理対象の輪郭(エッジ)を抽出する方法として,ラプラス(Laplacian;L)フィルタ,ラプラス-ガウス(Laplacian-Gaussian;L-G)フィルタなどを用いて2値化する方法が多く用いられている.しかし,このようなフィルタでは,雑音など本来輪郭ではない部分が抽出されたり,逆に人間が抽出できる必要な輪郭部分が抽出されなかったり,輪郭抽出のためのしきい値の設定が難しいという問題がある.本論文では,このような2値化による問題点を解決するために,L-Gフィルタを用いた3値化,特に5値化によるフルカラー画像の多値出力方式輪郭抽出法を提案し,提案法の有効性及び多値論理回路での実現化を視野に入れた検討を行っている.
2002-10-01

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