自己の身体認識に関する考察
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概要
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健康に深く関係する人々の身体認識(体格・体力・視力・歯・胃腸・足腰・血圧・家系・外見)の現状を2003年10月に青森県と長野県で行われた合同調査のデータを用いて検討した。その結果、身体認識はその項目により全く異なった分布をしていること、たとえば、歯は多くの人が悪い方と、外見は多くの人が若い方と認識が偏る傾向などが明らかになった。また、健康感と身体認識の関係について年代をコントロールした偏相関係数で見てみると、健康感と「体力」「胃腸」「足腰」が相対的に強い関係をもち、体力はある方が、胃腸は丈夫な方が、足腰は強い方が健康であると感じている傾向が明らかになった。最後に身体認識を目的変数に、性別・年代・入院経験・階層帰属意識を説明変数に重回帰分析を行い、身体認識を決定していると考えられる要因について探索したが、全体的に階層帰属意識の影響が大きく、上層階層に身体認識が良好であった。
- 埼玉県立大学の論文
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