感情通信システムにおける表情の分析および合成法の評価

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概要

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通信に限らず我々のコミュニケーションにおいて、互いの感情を正確に理解するということは大変重要な要素である。筆者等はこれまで、感情表現,認識の個人差のモデルをもちいて表情分析、合成を行なうことで、より正確な感情の伝達を可能とする感情通信システムを提案している。このためには、分析側の個人モデルとして表情により感情を表現するときのユーザ個人のもつ特徴を表すモデルと、合成側の個人モデルとして表情によって感情を理解するときのユーザのもつ特徴を表すモデルを用意する。これらを用いる事によって、より正確な感情をユーザの表情から抽出することと、より正確な感情をユーザに伝達する表情を合成する事が可能となる。本稿では、感情通信システムにおける表情の分析法の評価と視線と顔の向きをもつ表情の合成について述べる。
1997-02-27

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