適応型マルチパスルーティングにおけるデッドラインに基づく優先制御・経路制御法の検討

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概要

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本稿では,適応型マルチパスルーティングにおけるパケットごとのデッドラインにもとづく優先制御,経路制御法を提案する.従来方式におけるEnd-to-End遅延保証は,コネクションごとのスケジューリングによって行われ,許容遅延を厳密に守るためにシングルパスのコネクション設定経路においてフロー制御を必要とした.提案方式は,パケットごとにラベル付けされたデッドラインにもとづいてマルチパスを用いながら柔軟に負荷分散を行う方式であり,End-to-Endでのソフトな遅延保証を目指している.計算機シミュレーションの結果から,従来方式と比較して優れた遅延分布特性が得られることを示す.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2002-04-12

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