インターネットを利用した歯科質問調査の有用性と回答集団の特性

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概要

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今回インターネット上にて歯科に関する質問調査を行い,回答した集団の特性および歯科保健行動の分析を行った。またその結果と,厚生省平成6年保健福祉動向調査の結果との比較を行った。その結果,今回の回答者全体の男女比はほぼ1:1であったが,20歳台では女性の人数割合は男性よりも高く,年齢が高くなるにつれ,男性の人数割合が高くなる傾向がみられた。また,20歳台から40歳台にかけての年代の回収数が,ほかの年代群の回収数よりも多かった。地域別回答者割合は,ほぼ地域人口分布に比例していた。インターネットを使用した調査では,比較的簡単に広域調査が可能であることが確認できた。また本調査で得られた回答者の歯科保健行動は,保健福祉動向調査の結果よりも全体的に良好な値を示していた。したがって,インターネットを利用した質問調査は歯科においても有用であり,インターネット利用者は保健行動や健康に対する意識が高いグループである可能性が示唆された。
有限責任中間法人日本口腔衛生学会の論文
2000-01-30

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