日本歯科大学歯学部附属病院外来初診患者の病態の推移
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概要
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日本歯科大学歯学部附属病院外来初診患者への対応と病態の推移を1984年と10年後の1994年のデーターを比較,検討し以下の結果が得られた。1. 来院患者数は,1984年3,097名,1994年4,374名と41%増加した。2. 年代別には,20代の患者が最も多く,30代,40代,50代の患者は,各年代とも大きな差がなかった。3.男女比では,女性の方が受診率が高くなっていた。4. 主訴別では,疼痛が最も多かった。5.歯科疾患別では,う蝕に代表される硬組織疾患が最も多く,増齢にしたがって,歯周疾患,または,欠損が多くなる傾向が見受けられた。6. 顎関節異常を訴える患者が増えた。特に,女性に多く見られた。7. 歯科治療に対し不安や恐怖心をいだいている者が,31%から29%と初めて30%を下回った。8. 全身疾患の既往別では消化器系疾患が最も多く,心疾患,循環器系疾患(含高血圧),感染症と続いた。
- 有限責任中間法人日本口腔衛生学会の論文
- 1995-10-30
著者
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小澤 義彦
日本歯科大学歯学部附属病院
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小澤 義彦
日本歯科大学予防歯科
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小澤 義彦
日本歯科大学 総合診療科2
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宮坂 芳弘
日本歯科大学歯学部予防歯科
-
奥村 智信
日本歯科大学歯学部予防歯科
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奥村 智信
日本歯科大学歯学部附属病院予防歯科
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江川 富士男
日本歯科大学歯学部予防歯科
-
戸倉 瑞木
日本歯科大学歯学部予防歯科
-
戸倉 瑞木
日本歯科大学歯学部附属病院予防歯科
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