老年期女性における骨塩量の変化

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概要

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老年期の女性684例を対象に単及び二重光子吸収法を用いて骨塩量を測定した。測定部位を第2〜第4腰椎と撓骨1/3遠位端にした。その結果をもとに, (1)〜(3)について検討した。(1)腰椎・および撓骨の骨塩量と年齢の関係, (2)腰椎と撓骨における骨減少率, (3)歩行群と臥床群の骨塩量の比較。L2-4においては老年期では成人の50〜70%の骨塩量となり, L2, L3, L4についても同様の傾向であった。また, 撓骨も減少は見られるが腰椎に比較し緩やかであった。これは腰椎が一定期間に4%減少しているのに対し, 撓骨では0.01%以下のみの減少からも実証できた。次に活動量の違いによる骨塩量の影響は臥床者が歩行者よりも低値を示した。
公益社団法人日本理学療法士協会の論文
1991-03-10

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