ISO 9000S:2000 と不確かさによる企業内の信頼性管理
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概要
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GATT/TBT協定による国際間の商取引に関して国際単位(SI)が採用され, 度量衡制度が2000年1月より完全実施となり, 国際取引が活発に成ってきた.このため, 共通の言葉としてデータの信頼性が重要視され, 国際相互承認が進んできた.このような背景の下で, JIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000)が2001年1月から施行され, 今までのJIS Z 9901:98(ISO 9001:94)より現実的な改正となった.この詳細は他の著者に任せる.ここでは, 同じく, JIS Q 17025(ISO/IEC 17025)「校正及び試験を行う試験所の能力に関する一般要求事項」が2001年1月より施行され, ISO 9001の94年版と2000年版およびQS 9000などで要求されているトレーサビリティ制度の確立が強く求められ, データの信頼性, 「不確かさ」確保のための国際的な相互承認の問題を念頭に置いた第三者認定事業所(試験所及び校正機関)制度が, 日本におけるJNLA(認定試験所)/JCSS(認定校正機関)制度及びJAB(日本適合性認定協会)などで確立されて, 現在相当数の試験・校正機関が認定されている.このことによってワンストップサービス(一カ所で試験された結果は, 世界中どこでも同じように受け入れようというもの)が可能となった.今後, 企業内での体制を確立し, 計測, トレーサビリティについての信頼性確保について, 信頼性に関わる信頼性専門家の役割が重要性を増してきた.以下これらについて述べてみる.
- 日本信頼性学会の論文
- 2001-04-25
著者
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