関節疾患でのマトリックスメタロプロテアーゼの臨床的意義 : 関節症進行を予測する指標開発の可能性
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概要
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Rheumatoid arthritis (RA) and osteoarthritis (OA) are most common forms of arthropathy, affecting millions of people in the world. These two diseases generally induce the disabilities of patients because of joint damages. It has been well known that the important molecules in articular cartilage are type II collagen and aggrecan. The loss of these molecules is associated with increased of type II collagen degradation mediated by collagenases and aggrecan cleavage mediated by aggrecannase and MMP-3 and so on. This process usually correlates with increased production of various MMPs in the inflammatory cells, synovial cells and chondrocytes. These MMPs include stromelysin (MMP-3), gelatinase A (MMP-2), gelatinase B (MMP-9), collagenase-1 (MMP-1), collagenase-2 (neutrophil collagenase, MMP-8) collagenase-3 (MMP-13), MT 1-MMP (membrane type 1-MMP) and MMP-7 (matrilysin). These proteinase are essentially involved in articular cartilage damages in the progression of arthropathy. There was no significant correlation between the concentrations of MMPs, TIMPs and glycosaminoglycans including Δdi-C4S, Δdi-C6S, Δdi-HA, and antigenic KS in RA and OA synovial fluid. Aggrecanase may play an important role in degradation of aggrecan in cartilage matrix in conjunction with MMP-3 in RA and OA joints. The evaluation of cleavage epitope from major molecules in cartilage matrix by proteinases may provide more accurate information about cartilage degeneration. MMP-3 in serum in RA patients may indicated the severity of synovitis but no inflammation, so this could be good candidate for disease marker.
- 日本結合組織学会の論文
- 2001-03-25
著者
-
石黒 直樹
名古屋大学医学部整形外科
-
岩田 久
名古屋大学整形外科
-
石黒 直樹
名古屋大学 整形外科
-
岩田 久
偕行会名古屋共立病院整形外科
-
岩田 久
名古屋大学
-
伊藤 隆安
名古屋大学医学部整形外科学教室
-
石黒 直樹
尾張温泉リハビリかにえ病院 整形外科
-
石黒 直樹
名古屋大学 大学院医学系研究科整形外科学
-
伊藤 隆安
名古屋大学医学部整形外科
-
岩田 佳久
名古屋共立病院 整形外科
-
小嶋 俊久
名古屋大学整形外科
-
岩田 久
名古屋大学医学部整形外科教室
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