理学療法士による産業分野での成人病リスク要因管理を目的とした運動処方の基礎的調査
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概要
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理学療法士により, 沖縄県で最大規模の製造会社において成人病リスクと運動遂行の実態を把握する目的で調査を行った。調査対象は, 企業の全労働者, 142名であった。1990年の健康診断の結果をもとに成人病のリスクを持つ者を抽出した。ついで運動遂行量の把握を行いリスクを持つ者の運動状況を調べた。また, 基礎統計学的検討(t検定)を行った。結果, 成人病リスクをもつ者は66名, 46%であった。年代別では50代に多くみられた。運動能力はいずれの年代でも, 統計学的な差は認めなかった。また運動能力が高い者は成人病リスクは少なかった。各労働作業部門間において, 運動能力の統計学的有意差は認められなかったが, 成人病リスクの所持数には有意な差が認められた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1992-09-01
著者
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