プレ・スピーチの評価と治療 : 脳性麻痺児の口腔 : 顔面運動機能障害に対する神経発達学的治療アプローチ
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概要
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脳性麻痺児のコミュニケーション機能障害に対する『プレ・スピーチの評価と治療』の概要を紹介した。まず脳性麻痺児の口腔-顔面運動機能障害の原因として, 姿勢筋緊張の異常, 口腔-顔面周辺の触覚感受性の異常, 口腔反射の異常そして正常感覚運動経験の不足又は欠如をあげた。ついで口腔運動機能の正常発達を摂食行動を中心にして分析し, その治療的応用を述べた。そして感覚運動発語機能を表情, 口腔反射, 食事動作, 口腔-顔面周辺の触覚感受性, 歯-口蓋, 下顎, 唇, 舌, 呼吸, 発声という項目で評価し, 治療プログラムを立案することを説明した。最後に個々の子供のニードに合わせて, 口腔運動機能治療, 食事治療, 呼吸コントロール訓練, 言語治療を行うことの重要性を強調した。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1988-03-10
著者
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