泥水シールド工法における大径れき処理輸送システムの開発
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概要
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礫地盤における泥水シールド工法で最も重要な問題である大径礫の処理運搬方法を解決するために考案した大径礫処理運搬システムの性能試験結果について報告した。このシステムは従来の礫除去装置と異なり, 排泥管の途中に組み込まれたロータリー式礫破砕機によって大径礫を管の外に取り出すことなく泥水中で破砕し, スラリー輸送しようとするものである。礫破砕機はドラム(750φ×600m), 電動機(45kW-4P)によって構成されており, ロータ回転は115rpmである。実験には礫の投入, 排出が可能な泥水循環回路中に礫破砕機を組み込んだ装置を使用し, 1号砕石, 割栗石, 現地発生礫の3種の材料を投入破砕した際の管内圧力, 流量, 破砕機の消費電力等を測定した。実験の結果, 破砕機内の礫による閉塞, 排泥管による礫のスラリー輸送等に問題のないことが判明し, 本システムの実用化に対する確信が得られた。
- 1979-09-15
著者
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